大野城市国道3号線沿の「はかたや」
大宰府天満宮近くの国道3号線沿いのこの店には福岡在住の友人が案内してくれました。福岡中心部から国道3号線を鳥栖方面に15分程度でした。事前のリクエスト「安くて不味くない店」という条件で、地元の方が真っ先に勧めてくれた店です。最初に券売機で食券を購入する店です。お値段はラーメン並盛290円(税込)と格安です。東京などでラーメンというと600円程度する店が多いのに慣らされてしまっていると、異様に安く感じられます。
関東のラーメンを食べ慣れた舌にはややこってり感のあるとんこつスープ、具は青ネギと薄切りチャーシュー2枚。関東では定番のメンマは入ってません。ごま、紅ショウガが自由に入れられます。麺は博多ラーメンの基本形やや色白のストレート細麺です。関東でも一部のスーパーなどで売られている「マルタイ棒ラーメン」そのものという感じです。総合評価として、値段のことを考えなくても十分美味しいラーメンですが、値段を考慮すればかなりお値頃と思います。(来店日:03.12.20)
(参考)福岡市上川端商店街の「はかたや」
この店はチェーン店のようで、旅行中福岡市内で何軒か見かけました。写真は中洲川端駅から南に行った上川端商店街にある店です。ラーメンの価格は同じく290円です。ラーメン店の場合同じチェーン店でもスープの味など微妙に差がある場合が多々あるようですが、今回はこちらでは食していませんので比較できませんでした。(03.12.21)
国道3号線沿基山町の「丸幸ラーメンセンター」
ここも同じ福岡在住の友人が案内してくれた店で、国道3号線を更に鳥栖方面に走り、県境を越えて間もなくの基山町にあります。看板には「丸幸」ではなく、○囲みの「幸」の文字が書かれています。店そのものもかなり大きな建物ですが、店の前の駐車場がとにかく広く、大型トラックが多数駐車していました。大型トラックドライバーの利用が多いようで、佐賀県トラック協会の道路情報連絡所に指定されていました。駐車場内にラーメン店の建物と並んでトラック用品店まであります。(笑)
こちらも入口の券売機で食券を購入する店です。ラーメン並盛りは税込み370円です。具は同じく青ネギと薄切りチャーシューです。無料のトッピングには紅ショウガ、高菜漬が有りましたが、ゴマはありません。こちらもメンマは入っていません。「はかたや」よりは少し高いですが、他店と比較すればそれでもかなり割安です。
スープはやはりとんこつ、麺はストレートの細麺です。いくつかのサイトで調べた結果こちらは「久留米ラーメン」のエリアで「博多ラーメン」とは微妙に違うらしいのですが、その差はよく判りませんでした。「はかたや」に行ってから3時間弱しか時間が経っていなかったため満腹状況を考慮して公平な比較は出来ないので「はかたや」と80円の価格差に見合う内容があるかについての判定は保留にしておきます。
(来店日:03.12.20)
釜揚げ「牧のうどん」
昨日ラーメン店2軒続けていったので、2日目はちょっと目先を変えて和麺にしてみました。「牧のうどん」はチェーン店で、福岡に何軒か店があるようですが、キャナルシティOPA(シティ劇場のある建物)地下の店に行きました。注文したのは「唐揚げうどん」(390円)です。汁は関西風の薄色で、うどんの上にはこぶりの唐揚げが3個とゆでたもやしが載っていました。よく食べる千葉県我孫子駅の「弥生軒」の唐揚げうどんは、大きな唐揚げ2個ですが、みたところ1個あたりが弥生軒の約半分で、総量としては弥生軒の3/4程度ではないかと思います。
注文したとき「麺の固さは?」と聞かれたのですが、すぐには何を聞かれたのか意味がわかりませんでした。聞き返して、「柔らかめ、中くらい、固め」の3通りが選べることを初めて知りました。ラーメン店で麺の硬軟を指定できる店がある、というのは聞いたことがありますが、うどん屋でもそういうところがあるのは知りませんでした。店を出てから入口に「麺の固さが選べます」と大きな看板が出ていることに気づきました。(写真)メニューには出ていませんが、「替え玉」といって麺のおかわりも出来るそうです(未確認ですが、うどん100円らしい)。これも博多ラーメンでは定番のサービスです。また、この店はネギが取り放題で、「だし」もやかんに入れてテーブルにおいてあり、自由に追加できるというサービスをやっています。
(来店日:03.12.21)
唐津城登り口「唐津屋」
唐津城の南側、天守台から階段を下りたところにロータリーを囲むようにお土産やさんや飲食店が数軒あります。その中の1軒で、麺類専門店というわけではなく、ご飯物、お好み焼きなど色々出している「大衆食堂」です。昔懐かしい円筒形の赤いポスト(ただし何故か基礎部分は地中に埋め込まれておらず、歩道上に基礎のコンクリートごと「置かれて」いる。)の真正面の2階建ての建物です。1階は駐車場で2階が店になっています。
「博多ラーメン」の起源は「ちゃんぽん」に有るらしいので、旅行中一度はちゃんぽんを食べてみようと思っていました。今回の行程で長崎県に行く時間は無さそうだったので、隣の佐賀県に来た機会を利用してここで食べてみることにしました。
「唐津屋」のちゃんぽん
奥行きの深い店で、中央に長いカウンターが半島状にせり出し、それを囲むように壁、窓沿いにテーブル席が配置されています。その様な配置なのでテーブル席からカウンターの中で調理している様子がよく見えます。お好み焼きを作る大きな鉄板の上に、刻んだ野菜を「これでもか」と言うぐらい並べて炒め始めます。炒め上がった野菜を麺の上に載せてちゃんぽんのできあがりです。野菜はキャベツ、ニンジン、もやしなど普通の物ですが、旅行中はまとまった量の野菜を食べる機会が少ないのでこれだけの量を食べられるのは有難い物です。スープはやはり白濁でとんこつだしと思われますが、博多ラーメンの物と比べて色はやや茶色味を帯びた感じで、とんこつ臭がさほど強くなく、まったく違和感無く食べられる味です。最大の違いは麺で、やはり縮れのないストレートですが太さが「うどん」並と言う感じです。食べたあとの満足感はかなり高いものでした。お値段は530円(税込)でした。(来店日:03.12.22)
「名代ラーメン亭」駅地下店
福岡を発つ直前にもう一度博多ラーメンを、ということで駅地下街の端、新三井ビル近くにある店に入りました。コミック誌で紹介された店とのことで拡大コピーした物が入口に貼ってありました。またラーメンの他に「豚まん」が自慢のメニューらしく、エンドレス・テープでさかんに「豚まん1個100円」と流しています。
注文したのはラーメン(350円・税込)、ラーメンとしては低価格の部類と思いますが、味の方は満足のいくレベルでした。具にはやはり青ネギと薄切りチャーシュー2枚でメンマ無しです。トッピングに紅ショウガ、高菜漬け、白ごまが無料で自由に入れられます。以前はチャンポンもやっていましたが、現在は駅地下店では扱っていないとのこと。バスセンター地下にも同じ経営の店舗が有り、そちらでは今もちゃんぽんがメニューにありました。
(来店日:03.12.22)
公式サイト: http://www5d.biglobe.ne.jp/~nadai/index.htm